2008年12月24日

お産直後のよもやまばなし

一般的には、
赤ちゃんは産まれるとまず、
鼻に入っている羊水を吸引機で吸い取り、
医師や助産師さんが臍帯を切り、
身長体重などをはかり、
沐浴(お風呂)し、
抗生剤の点眼をされます。


息子の場合は、このようなルーチンの行為は、
行われませんでした。


よつんばいで産んだので、
産まれ出た息子を、先生の手から受け取り、
そのまま横になり、静かなときをすごしました。

お腹の中で育った息子は、
産声はしっかりあげて、だけど、
わたしの胸に抱かれて、とてもおだやかでした。

そのうち、口をちゅぱちゅぱさせたので、
おっぱいを含ませると、満足したようにおっぱいをすいはじめました。


そして、主人がへその緒を切って。

本当におだやかで幸福な時間が、
ゆったりゆったり流れていたことを、覚えています。

臍帯は、立ち会った主人が切りました。


会陰切開や裂傷もなく、
血液で汚れることもなかったため、沐浴はせず、
やわらかいオーガニックコットンのタオルで、
やさしく拭かれただけでした。

鼻のなかにある羊水の吸引も、
羊水がにごっている場合など以外は、行われませんでした。



助産院でのお産でも、
陣痛中から助産師さんがつきそい、
きめ細かいケアが受けられるようです。

産後の処置は、助産師さんにもよるとは思いますが、
カンガルーケアなどは多くの施設で行われ、
へその緒も、立ち会ったご主人が切ることも多いそうです。


いま、助産院でのお産も、少しずつ増えているようです。
東京には、かなり多くの助産院がありましたが、
福島は、とても少ないようです。


         
タグ :お産直後


Posted by それいゆ at 15:23Comments(0)妊娠すくすく日記

2008年12月24日

○●お産へのこだわり その③●○

今回、二人目を授かって、お産の場所を考えるとき、
つくづく、感じたことがあります。

それは、介助してくれる方への信頼感が、
とっても大切なんだなぁ、ということです。


最初は、自然なお産というものに、とてもこだわったけれど、
帝王切開だろうが、医療行為がはいろうが、
経膣だろうが、方法論は、二番目だなぁ、、、、と。

一緒にお産に臨んでくれる相手を、信頼できていれば、
お産への不安や、怖さとかも、半減できるんだと、
自分の経験で、思いました。


息子を産んだ産院は、ope室もない小さな産院でした。
設備だって、大病院のそれとは程遠い。

けれど、そのことに不安はなにひとつありませんでした。

健診や、著書などをとおして、大野先生や助産師さんたちと
関係を築いていくことができていたし、
先生の、危険を見極める目と技を、信頼できていたからです。


妊娠38週で血圧があがったときも、

  「お腹なんて、切らないから~」

と、あっさり言われ、本当に安心できました。


わたしが前駆陣痛で医院にいったとき、
まだ入職したての若い助産師さんは、

  「血圧があがったら、即帝王切開というところにいました。
   わたしに何が出来るのですか」

と、先生に話していたそうです。

先生は、「この発言は伝説よ~」なんて笑っていましたが、
彼女は、地方の救急医療センターに勤めていた助産師さんで、
それぐらい、血圧があがったら帝王切開か、
陣痛促進剤を投与し、お産を起こさせる、というのが、
いまの産婦人科の一般的な対応だと思います。


おかげさまで、息子のお産は、
自然に陣痛がくるのを待つことができました。

途中陣痛が強くならなかったため、
血圧のことも考え、ごく微量の陣痛促進剤を投与したものの、
初産婦さんの平均所要時間で、
産まれることができました。

後期に、妊娠高血圧症候群を発症した、
ハイリスク分娩だったことを考えると、
かなりの安産だったと、思います。

会陰の裂傷もなく、産後の苦痛もなにもありませんでした。


方法論はにのつぎ、と書きましたが、
相手とおなじ価値観で、おなじようなお産を望んでいる、
という信頼感も、やはり、大切なのだと思うのです。

明日香では、バースプランさえ、必要ありませんでした。


   

  
タグ :お産


Posted by それいゆ at 11:25Comments(0)妊娠すくすく日記