2008年12月21日

○●お産へのこだわり その②●○

それいゆ、実は助産師を目指しておりました。

もともとお産に興味があったため、
看護学校時代も妊娠中も、
お産に関して、ちょっとですが勉強しました。


そのなかで、どうも
お産や妊娠期というのは、思っているよりも、
精神的で感覚的で、
その時期のこころやからだのあり方が、
産後の子育てや、子ども自身の健康にまで、
影響をおよぼすらしい、ということを知りました。


学生時代の経験や、学んだ知識、
そして、映画『地球交響曲』のお産のシーンを観て、
明日香医院で産みたい、と強く思い、
思い通りのお産ができたのでした。


息子を産んだ明日香医院には、
陣痛室と分娩室の区別はなく、
『お産の部屋』と呼ばれる、
フローリングのお部屋でお産します。

分娩台はなく、おふとんと大きなクッションがいくつかあって、
自分の好きな体位で、陣痛の痛みをしのぐことができます。


陣痛がはじまると、助産師さんがつきっきりでお世話してくれます。

夫が立会いしていたとしても、
助産師さんがきちんと寄り添い、
お産の進行を確認しながら、ケアをしてくれます。

朝から何も食べてなかった主人のために、
おにぎりを用意してくださったり、ということもありました。

陣痛が、なかなか強くならなかったとき、
好みのアロマオイルを選んで、お風呂にいれてくれたりもしました。

モニターも、必要なとき以外つけることはありません。


会陰切開とよばれる赤ちゃんの出口の部分を切ることは、
ほとんどないようです。

陣痛より破水が先に起きても、
ギリギリまで分娩誘発剤を使うこともないそうです。

あかちゃんがなかなか出てこない場合、
クリステル胎児圧出法というお腹を押して出すことや、
吸引機であかちゃんを出したり、
鉗子と呼ばれる器具で、取り出すこともあります。
明日香医院では、クリステル法は行わないし、
吸引機による娩出も、ほとんどないそうです。


『分娩台よさようなら』という本があります。

”自然なお産”とは、
いいお産をむかえるための話、
おっぱいのことなど、わかりやすく書かれています。

とてもおすすめです。

      

  


Posted by それいゆ at 17:10Comments(2)妊娠すくすく日記

2008年12月21日

○●お産へのこだわり●○

ここ数ヶ月、二人目のお産の場所のこと、
ず~っと考えています。

お産に、こだわりすぎてますよね。

でもそれには、それいゆなりの理由があります。


そのことを、自身の経験をとおして、
綴っていきたいと思います。


どうぞ、興味のある方は、お読みください。



それいゆの看護学生時代、臨床実習で産科も体験しました。

その病院は、中堅の産科・婦人科の病院で、
お産内容は、ごくごく一般的なものだったと思います。

そこでは、妊婦さんは陣痛がはじまると、
陣痛室へ行き、モニターをつけられます。

ご主人がいるときや、ひどいときは、誰もいなくても、
産婦さんは、陣痛室にひとりにされ、
助産師さんは、ナースステーションでモニターをとおして、
陣痛や胎児のようすを、観察していました。

いよいよ陣痛が強くなると、分娩室へ移動し、
分娩台にあがります。

なかなかお産がすすまないからと、
一人のドクターがお腹を押し、
直接介助のドクターが、産婦さんの会陰を切りました。


ほんとに目の前で、数十センチの距離で、
その様子を見て、こころがフリーズ、しました。

学生の実習中ではじまったお産で、
さほど、長い経過だったとはとうてい思えなかったお産です。

いまでも、あの光景とショック感は、忘れられません。



わたしの感覚って、ヘンなのでしょうか?
こういうお産は、ふつうに行われているものですよね。


でもわたしには、強烈なショックと違和感を感じたのです。


          ☆看護学生時代☆
        
タグ :お産分娩


Posted by それいゆ at 11:53Comments(0)妊娠すくすく日記